OSAKA INTERNATIONAL UNIVERSITY
soramark

OIU 心理コミュニケーション学科プログラム

カメラで発見!フォトコミ

!!

フォト・ベースド・コミュニケーションとは、
カメラというツールを通して、
子どもたち自己表現する力を身に付け、
自己肯定感向上させることを目的とした
教育プログラム。

教室でカメラを教える生徒と先生

ここがすごい①

4つの効果を通して、
自己肯定感向上させる

楽しさ(内発的動機づけ)→他者との共有→自己表現(自己開示)→他者の称賛→成功体験(自己効力感)→他者との比較→自己発見(自己理解)→他者の承認→楽しさ・・・自己肯定感の向上の図

本格的な一眼レフカメラを手にすることは、子ども達の「写真を撮りたい」という内発的動機づけを高めます。撮影の制約はほとんどないため、子ども達は自分の世界観を自由に表現することができるのです。写真による表現は、自分のことを周りの人に伝える自己開示なのです。まわりの友だちや先生がそれを認めてくれることによって、子ども達は、「自分もできる」という自己効力感を高めます。また、写真作品は、個人の内部で閉ざされていた視覚的世界を他者と共有することを可能にします。これによって、友だちにもそれぞれの見方があることが分かります。友だちの視点を知ることは、自分の視点の独自性に気づく機会にもなるため、自己理解や他者理解が促進されるのです。このような一連のプロセスを通じて、子ども達は自分の価値を認めることができるようになるのです。

ここがすごい②

実施生徒の88自分の撮った写真の出来に満足

多くの子ども達にとって、一眼レフカメラを操作することは初めてです。クラスの全員が横一線でのスタートなので、誰もが苦手意識を感じることなく、プログラムに参加することができます。カメラの重量感に最初はちょっと不安気味の子ども達ですが、“カシャッ”というシャッターの響きがそれらを全て解き放ってくれます。絵を描いたり、文章を書いたりすることとは違い、一眼レフカメラならば、シャッターを押すだけで、誰もがある程度美しい写真を撮影することが出来るため、自分でも予想以上の出来栄えの写真作品が仕上ります。フォトコミへの参加は、子ども達に「自分でうまく写真が撮れた」という成功体験をもたらしてくれるのです。

ここがすごい③

センス•オブ•ワンダー
目覚める!

子ども達は、花や虫といった小さな対象に近づき虫のような目で対象を撮影しています。一眼レフカメラのファインダー越しに覗く世界は、普段子ども達が両眼で見ている世界と比べて、狭く限られています。広い環境世界から、その一部分を被写体として選択する過程では、子どもならではのセンス・オブ・ワンダー(不思議さや自然の神秘に対する感性)をはたらかせながら、写真として切り取る対象を『発見』します。普段とは異なる限られた視点で世界を眺めることは、見慣れた環境世界の中にも新たな発見が溢れていることへの気づきをもたらします。発見したことの喜びやワクワクした感情は、子ども達が世界を見る目をより一層大きく見開くことにつながります。

草に向けてカメラを構える二人の少年
教室でカメラを構える子供達
落ち葉にカメラを向ける少女と見守る子供達
校庭でカメラを構える二人の少女
校庭でカメラを構える少年と子供達
教室でカードを使って学習する少年達
教室でカード使った学習をする子供達と先生
カメラを持って廊下を歩く二人の少年

プログラム1『発見』

Nikonの協力により、プログラム実施時に 一人ひとりに一眼レフカメラを貸出します。

Nikonの一眼レフカメラを一人一台持ち、まずはカメラ教室。持ち方、撮り方、アングルや構図をプロのカメラマンからオリジナルテキストを元に教わります。カメラ教室の後は撮影に出かけます。ペアになり、撮影時間と範囲を決め、校内を探索。教室に戻ると、撮影した中から3枚のお気に入りを選びます。このような同じ条件で撮影していても自分がみんなと違ったものを発見し、それぞれの視点があることに気づきます。そして、写真を見せ合うことで、自分の写真を誰かがほめてくれたり、自分も他の人の写真を素直にほめることで、自分を、他人を認め、好きになる気持ちが生まれることを目的としたプログラムです。

  1. カメラの基本を学ぶ

    カメラ教室にて基本を学ぶ

    • Nikon一眼レフカメラを使用
    • カメラの基礎を学ぶ

    ここ
    スゴ

    プロカメラマンがカメラの使い方や撮り方を伝授!

  2. 探す

    テーマは『発見』

    • 時間、範囲を設定
    • ペアになり学校内を探索

    ここ
    スゴ

    見慣れた 景色の中にも発見が! 新しい視点と出会える。

  3. 撮る

    撮影する

    • 気になる「モノ」「景色」「瞬間」など発見したらシャッターを押す

    ここ
    スゴ

    ファインダーを通して自分だけの世界と向き合おう!
     

  4. 選ぶ

    ベスト3をプリント

    • 撮影した中から3枚を選ぶ
    • プリントし形あるものにする

    ここ
    スゴ

    自分らしい作品や思わぬ傑作がずらり。お気に入りを選ぼう!

  5. 話す

    写真を見せ合い発表

    • 思った事感じた事を話す
    • ほめ合う

    ここ
    スゴ

    同じ場所で撮っても全然違う!互いの価値観を認め合おう。

プリンタを扱う男子生徒とカメラで撮影した写真を確認する女子生徒

プログラム2
『想いを撮る』

プログラム2は、ペアになり撮り合いっこをします。テーマは「ありがとう」。カメラマン役の子どもが言葉をかけます。「あなたがありがとうを伝えたい人は誰?」「その人の好きなところは何?」自分の送った言葉から返ってくる相手の言葉、表情、仕草などから相手の想いが伝わってきた瞬間にシャッターを切ります。言葉だけではなく、心の中の想いが目に見える写真で表現されるプログラムです。より良いコミュニケーションの方法を学ぶことができます。

モデルの思いを引き出すにはどんな言葉をかけたらいいか、カメラを構える男性が考えています。モデルのは女性は「〇〇なのは…〇〇が好きなのは…〇〇した時は…〇〇へ行った時…と思いを馳せています
  1. 学ぶ

    カメラ教室にて基本を学ぶ

    • Nikon一眼レフカメラを使用
    • カメラの基礎を学ぶ

    ここ
    スゴ

    プロカメラマンがカメラの使い方や撮り方を伝授!

  2. 撮る

    テーマは『発見』

    • 時間、範囲を設定
    • ペアになり学校内を探索

    ここ
    スゴ

    見慣れた 景色の中にも発見が! 新しい視点と出会える。

  3. 撮られる

    撮影する

    • 気になる「モノ」「景色」「瞬間」など発見したらシャッターを押す

    ここ
    スゴ

    ファインダーを通して自分だけの世界と向き合おう!
     

  4. 飾る

    ベスト3をプリント

    • 撮影した中から3枚を選ぶ
    • プリントし形あるものにする

    ここ
    スゴ

    自分らしい作品や思わぬ傑作がずらり。お気に入りを選ぼう!

  5. 写真を見せ合い発表

    • 思った事感じた事を話す
    • ほめ合う

    ここ
    スゴ

    同じ場所で撮っても全然違う!互いの価値観を認め合おう。

Student Voice『発見』プログラムに参加した児童らの自由記述

  • カメラをもつことでいろいろなものにきょうみがわいてじかんがすぐすぎた。
  • しょうじきにいうと、この学校に6年間いるので、はじめて見たものはないけれど、写真でとったことはないので、いつもの見え方と、写真でとった時の見え方がちがうのがびっくりしました。
  • いろんな角度から物を見たらいつもとちがう学校になった。
  • カメラと学校が作った楽しさを発見した。
  • カメラで写すといつもとちがった感じがした。
  • ふつうに思っていたのも、写真をとるときれいにみえていた。
  • カメラを持って学校をまわったら、いつもは気づかないことが発見できた。
  • いつも、目にとまらないささいなことでも発見するとおもしろいんだなぁと。
  • いつも、とおりすぎていたものでも、今日は、じっくりかんさつできたのでよかったです。
  • 自分がみるしやよりカメラの中にそのしゅんかんをとじこめられるから美しい写真になる。
  • ふだんみていないところに、こんなけしきがあるんだー
  • 意外とこの学校いいとこ多いなーと思った。
  • こんな細かい所があったんだ!!とか、こうゆう風に見ると、自分がありになったみたい!とか思った!
  • ふだん、そこまでじっくりみない花や色々をじっくりみれて、6年間の間でもみたことないものを見れた。
  • はじめてちがう色とおんぶをしているおんぶバッタを見つけた。よく見てそうぞうすると、たった一枚の写真でも、ものがたりがあるように見えた。
  • カメラでとると、とても、きれいにとれて、ズームにすると、みたことのないことも知ることができた。

Teacher Voice『想いを撮る』プログラムに参加した先生方のご意見・ご感想

今回、フォトコミに参加させていただき、ありがとうございました。正直、子どもたちの中には、授業中話しを聞くことが苦手な子どもや、言うことを素直に聞けない子どももいます。しかし、このプログラムでの様子を見ていると、みんな活き活きと活動している姿がたくさんありました。独創性を大事にしている取り組みであるため、どの写真にも褒められるところがあり、子どもたちも大変満足していました。私自身が、子どもたちの新たな一面を「発見」することができました。

寝屋川市立国松緑丘小学校
橘 大輔 先生

最初に、一眼レフカメラを一人一台ずつ与えられた時の、子どもたちのうれしそうな顔を今でも覚えています。一人一人の子どもが、自分の思いのままに撮影する時に、意のままに移動したり、座ったり、寝転んだり…必死になっていることがすごく良かったです。「想いを撮る」プログラムの際は、少し恥ずかしがっている子どももいましたが、誰かに届けたい気持ちを大切にすることはとても良いことだと思います。ありがとうございました。

寝屋川市立国松緑丘小学校
内田 健太朗 先生

子どもたちの中に、しゃべることをすごく苦手にしている子どもがいます。その子が撮った写真を、他の子どもたちがすごく感心していることが印象的でした。写真の中にメッセージがあるので、どの子の作品もとっても良いものに仕上がっていました。笑顔がいっぱいのプログラムになり、ありがとうございました。ぜひ、他の学校の先生方にも紹介したいと思います。

寝屋川市立国松緑丘小学校
三橋 奈美 先生

プロフェッショナル・アプローチ

臨床心理学や社会心理学などの「心の専門家」と経験豊富なプロの「フォトグラファー」が
プログラムを進行します。新しい世界を発見し表現する喜びへと、子どもたちをそっと導きます。

青野明子教授

大阪国際大学人間科学部心理コミュニケーション学科
青野 明子 教授(専門領域:臨床心理学)

絵画、音楽、写真などの芸術活動を通して、言葉にできない心の世界を表現して行う心理療法(カウンセリング)を芸術療法といいます。そこでは、作品の完成度ではなく、クライエントの心がいかに表現されているかに注目します。人は誰しも、自分の心をもっと表現したいという欲求をもっています。一眼レフカメラと写真を用いた、フォトコミという集団写真療法によって、子ども達の新たな表現の道を拓くことができると考えています。

林幸史教授

大阪国際大学人間科学部心理コミュニケーション学科
林 幸史 教授(専門領域:社会心理学)

カシャッ、カシャ、カシャ。一眼レフカメラならでは重厚感と小気味よいシャッター音は、子どもたちを瞬時にカメラマンに変身させてくれます。ファインダー越しに見る世界は、見慣れた世界のはずなのに、新たな発見に満ちあふれています。友だちの写真作品を見ることによっても、自分とは異なる視点があることを発見します。フォトコミへの参加は、彼らが世界や他者を見つめる目を今まで以上に大きく見開くことにつながります。

相葉幸子(カメラマン)

フォトスタジオ soramark
相葉 幸子 (カメラマン)

カメラのファインダーを通して新たな世界と出会い、写真として切り取る「発見」。相手の気持ちを引き出し、耳を傾け、想いを感じて写真に刻む「想いを撮る」。どちらのプログラムも、撮りたいものと向き合い、ピントを合わせ、最高の瞬間にシャッターを押すだけ。便利な機能もアプリも使わないシンプルな自己表現は、子ども達の想像力を向上させ、自己肯定感と豊かなコミュニケーションを生み出します。被写体を前に「きれい、かっこいい、おもしろい!」と瞳を輝かせ、撮った写真に興奮の声がわき起こる。そこに友達が同じ景色に違うものを見ているという驚きも加わって……。カメラを通して自分自身のことも、みんなのことも、もっともっと好きになってほしい。それが、フォトコミに託す私の願いです。

スチューデント・アプローチ

プログラムには、本学の 「心理コミュニケーション学科」の学生も参加します。
事前にトレーニングを受けた学生たちは、 学生ならではの感性と視点で子どもたちと触れあいます。
子どもたちと学生、 互いの発見や成長につながっています。

上田悠斗さん

自然に変わっていく子どもたちに出会えた。

最初は私たち知らない大人が周りにいるため子どもたちも緊張気味でしたが、プログラムに入ると自分の世界観を表現するために思い思いにシャッターを切ります。中には、私たち大人が気付かないような物や場所を発見して写真に残している子どももいました。次第に緊張もほぐれ、クラスメイトや先生だけではなく、初めて会う私たちにも自然に話しかけてくれました。私は、フォトコミは4つの効果に加えコミュニケーション能力の向上にも役立っているのだと思います。

心理コミュニケーション学科
4年次生
植田 悠斗 さん

寺薗 舞さん

みんなの純粋な表現に、大切なことを教わった。

最近は、無意識のうちに人からの「いいね」の為に写真を撮っている人が多い中で、子どもたちは純粋に自分の中の発見やワクワクをカメラで撮影していたことがとても印象的でした。人にどう思われるかではなく、自分が感じた「いいな」、と思うことを残しておきたいとシャッターを切っている姿を見て、カッコいいなと感じました。私自身写真を撮ることが好きで、今回お手伝いさせていただいたのですが、子どもたちから学ぶことの方が多かったです。液晶画面のスマートフォンで簡単に写真を撮れる時代に、一眼レフカメラは重くて持ち運びも大変です。しかし、レンズを通して写真を撮る事で見える世界もまた変わってくる。フォトコミに参加して、そんな風に思いました。

心理コミュニケーション学科
3年次生
寺薗 舞 さん

浦田 佳歩さん

一人一人撮る写真も想いも違うことに感動!

フォトコミに参加してみて、小学生の子どもたちが、大きな一眼レフカメラをもって楽しそうに学校の中でのいろいろな写真を撮っていたのが印象に残っています。子どもたちは一人一人撮る写真が違って、「ここがこうだから撮った」と言う話を聞かせてくれるので、私も温かな気持ちになりました。子どもたちはとても元気でカメラの使い方の説明を聞く時間でさえも、ワクワクが手に取るように感じられました。そんな場所に私も参加できて、よかったです。

心理コミュニケーション学科
3年次生
浦田 佳歩 さん

心理コミュニケーション学科に関する
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