『おとなインターン』OIU学生 岸川智耶 × リアル株式会社 小橋賢児さん

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イベント
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  1. なぜ、小橋さんに会いたかったのか
  2. この仕事のやりがいとはなんですか?
  3. 楽しく働くために必要なことはなんですか?
  4. おもしろいおとなとはどんな人ですか?
  5. 取材を終えて

01 なぜ、小橋さんに会いたかったのか

私は文化を残すことについて興味がありました。そんな中、花火のイベントでありながら従来の花火大会とは全く違うStarIslandについての記事を見つけました。その中の小橋様の伝統を「アップデートする」、「守っているだけでは何も変わらない」と言う言葉に納得と同時に「どうやって?」と言う疑問を持ちました。

02 この仕事のやりがいとはなんですか?

インタビューを通じて、小橋さんにとってのやりがいは「人の感動をみれること」だと感じました。小橋さんは『ULTRA JAPAN』という音楽フェスを、日本で立ち上げられた方です。そのきっかけは、海外の『ULTRA』にご自身が参加された際「普通の人がボロボロ涙を流しながら楽しんでいる姿」を目にしたことだとおっしゃっていました。はじめは、このイベントを日本でも開催してほしいという想いだったそうですが、主催者にそれを熱弁したところ、クリエイティブ・ディレクターとして小橋さん自身が『ULTRA JAPAN』を立ち上げることになりました。日常にかき消されて忘れている感動をもっと広げたい、という小橋さんの強い想いが伝わったのだと思います。

03 楽しく働くために必要なことはなんですか?

小橋さんの働く原動力は日常に感じる違和感だそうです。例えば、海外では世代や国籍を超えて愛されるようなイベントが、日本でネガティヴなイメージを持たれる場合もあること。そのギャップから得られる気づきが、アイディアや行動につながっているのだと思います。また、「5年後・10年後の自分なんてわからない」という小橋さんの言葉が印象的でした。ビジョンや夢は大切だけど、そこにとらわれず目の前のことに一生懸命になることの方が大切だとおっしゃっていました。その時の自分の思いを目一杯仕事にぶつけ、何よりも自分の思いを大切にすることが楽しく働くために必要なのだと感じました。

04 おもしろいおとなとはどんな人ですか?

小橋さんの考える面白いおとなは「違う物事の見方ができる人」です。違う考えを持っていることが正しいという意味ではなく、自分とは違ういいところを見つけて取り入れることができるから、一緒にいて面白いとおっしゃっていました。仏教用語の「中道」がこれを端的に表しているそうで、両極端の価値観を知ることで中央の道を歩むことができる、そのためには自分の知らない価値観を持った国へ旅をしたり、様々な価値観を持った人と触れ合うことが大切だと教えていただきました。

05 取材を終えて

取材前後で小橋さんの印象は異なります。取材をするまで、俳優時代から自身で道を切り開いて行かれた方なのだと思っていましたが、俳優時代は人間として磨り減っていて「まるでロボットのような状態だった」と表現されていました。そこから様々な縁があって、自身の心に素直に仕事ができるようになったそうで、驚きや親近感も感じました。

憧れを持って会いに行った方なので、多くのお話に細胞が活性化するような刺激を受けました。ぜひ意見を聞いてみたかった伝統に対する考え方は、自分が思っていた以上に深く感銘を受けました。伝統は今までに多くの人が携わりアップデートされてきたものだから、これからはその形を崩すことを恐れず、自分たちがアップデートしていこうと思うようになりました。

また働くことや人生についても、たくさんのアドバイスをいただくことができました。私はこれまで、ある程度道筋をつけて将来のことを考えており、またそれが良いことだと思っていました。しかし小橋さんのお話を聞いて、今この時を一生懸命に生きることの大切さを改めて感じました。その他にも様々なお話をしていただけたのですが、今の自分ではまだ実感できないこともあったので、今後ゆっくり考えたいと思います。イギリス留学を控えたこのタイミングで小橋さんのお話を聴くことができて、本当に恵まれていると思いました。

(グローバルビジネス学科 3年次生 岸川智耶)

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