『おとなインターン』OIU学生河村風愛×福山シティフットボールクラブ 代表・GM 岡本佳大 さん

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イベント
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  1. なぜ、岡本さんに会いたかったのか
  2. この仕事のやりがいとはなんですか?
  3. 楽しく働くために必要なことはなんですか?
  4. おもしろいおとなとはどんな人ですか?
  5. 取材を終えて

01 なぜ、岡本さんに会いたかったのか

地元で働くこと、スポーツを仕事にすることについて聞いてみたいと考えたときに、出身地にである広島県福山市でサッカークラブを運営している岡本様の活躍が目に留まったから。

02 この仕事のやりがいとはなんですか?

描いていた未来に近づくことです。福山シティフットボールクラブの活動を通して、ファン・サポーターが増えたり、チームが良い成績を残したり、地域の人に喜んでもらったり、サッカーを好きになる人が増えたり、些細なことの積み重ねで前に進むことです。また、岡本さん自身が育った広島県という場所でサッカーを通じて貢献することで、恩返しやそれ以上のことをできていると感じました。

03 楽しく働くために必要なことはなんですか?

仕事と相思相愛でいることです。仕事を淡々とこなすのではなく、仕事に対して愛情をもって接し、仕事にも愛されるように誠意をもって取り組むことです。何もないところから新しいものを生み出し、定着させていくためには1人の力では何もできないので、周囲の人にも協力してもらう必要があります。仕事と相思相愛でいることが周りの人に伝われば協力してもらうことができます。岡本さんはクラブの将来のビジョンについてお話しされるとき、とても生き生きしていると感じました。仕事を愛しており、自身が放った言葉に責任を持ち、一つひとつ実現されていると幹事、仕事にも愛されていると思いました。

04 おもしろいおとなとはどんな人ですか?

岡本さんとのお話の中で、印象に残った言葉はたくさんありました。その中で1つ選ぶとするならば、「サッカーとは、自分自身であり、人生である」という言葉です。「岡本さんにとってサッカーとは何ですか?」という私の質問に対して答えてくださいました。この答えを聞いて「かっこいい」と思いました。サッカーを選手として続けてきたこと、そしてサッカーを仕事にしていること、それを人生と呼ぶことができる岡本さんのその生き方がかっこいいと思いました。また、歩んできた人生だけでなく、今の自分自身をサッカーと重ねられるのは岡本さんだからこそだと思いました。岡本さんとお話しする中で、言葉の重みや強さを強く感じました。言葉にするだけでなくそれを実現してきた人、そしてこれから実現していく人なんだと思いました。そんな岡本さんだからこそ、自分自身と人生をサッカーであると言えるのだと感じました。

05 取材を終えて

岡本さんとお話しさせていただいた時間は人生で一番充実していたと思います。私が疑問に思っていたこと、聞いてみたかったことをすべてお話していただいて、将来「地元で働くこと」「スポーツを仕事にすること」についてより明確に考えられるようになりました。岡本さんとのお話の中で、特に印象に残ったことは「働く場所」と「目標」についてです。

「働く場所」について、私は地元で働くか、そうでない場所で働くか、という点で悩んでいました。地元地域に貢献できる仕事がしたい、でも違う場所でも仕事がしてみたいと考えていました。岡本さんはこれからどんな場所にいても仕事はできる、自分が望む場所で働けるような仕事を造るというお言葉を聞いて、すごく考え方が楽になりました。場所に捉われず、もっと私自身で切り拓いていくという選択肢は私の今後においてとても大きなものになると思います。

そして「目標」について、常にアップデートしていくということを教えていただきました。私は膝のけがによって、部活動に選手として復帰することが絶望的でこれから自分で決めていた目標のために何をすればよいかわからなくなっていました。偶然にも岡本さんも私と同じ右膝の怪我により、現役引退され、その怪我が人生のターニングポイントになったとおっしゃっていました。私自身、怪我を経てできること、サッカーに対する考え方が変化しているのに、目標だけが変化していませんでした。そんな私に「目標をアップデートする」ということを教えていただき、目の前が明るくなったような気がしました。

また、この取材を通して、岡本さんは私の性格を見抜き、「頑張らない」ということを教えてくださいました。怪我をまだ受け入れられていないのに何ができるか、これからどうするべきか、と考え、答えが出ず苦しんでいました。頑張りすぎる性格を見抜かれ、怪我をした今だからこそサッカーを違う視点から見ることができ、ほかのことに時間を使うことができる、というその余裕が私にはありませんでした。自分自身と時間をかけて向き合うこと、けがを受け入れること、読書や観光などほかのことに時間を使うこと、そしてサッカーと向き合うこと、岡本さんが教えてくださったことを一つひとつ実践してくことで、怪我を受け入れ、前向きになることができました。

この取材では働くことについて質問させていただく予定でしたが、挫折の乗り越え方など「人生」についてたくさん学ぶことができました。今回お話していただいたことは、就職においてだけでなく、社会人になっても自分自身を助ける術になると思います。この経験は私の人生の大きなターニングポイントに間違いなくなると思います。新型コロナウイルスの影響により、活動が難しい中、岡本さんをはじめ、大学の関係者の方、撮影スタッフの方々など、たくさんの方にご協力いただき無事終えることができました。このような機会を頂き、本当にありがとうございました。

(経営学科 4年次生)

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