- なぜ、その人に会いたかったのか?
- この仕事のやりがいとはなんですか?
- 楽しく働くために必要なことはなんですか?
- 面白いおとなとはどんな人ですか?
- 取材を終えて
01 なぜ、その人に会いたかったのか?
将来、楽しく働くうえで大切にしたいことは、「働く環境」と「一緒に働く人との人間関係」だと私は考えていました。そこで、以前から興味のあった観光業界の中で、職場の環境や人間関係を大切にしているという軸で調べた結果、ホテル”ハレクラニ沖縄”のことを知り、総支配人の吉江 潤様に詳しくお話をお聞きしたいと思ったからです。
02 この仕事のやりがいとはなんですか?
ホテルで働く人のやりがいは、やはりお客様に喜んでいただくということ。実際に目の前にいるお客様が喜んでいただければ嬉しいし、それを肌で感じられるのがホテルで働く者の本来の仕事のやりがいと伺いました。しかし、吉江さんは、ご自身のいくつかのホテルでの勤務経験から、やりがいを感じられる環境のホテルは世界中でも限られているとおっしゃいます。ハレクラニ沖縄を本当にやりがいが感じられるホテルにしたいという思いでチャレンジをされており、ご自身も「お客様のために」と「従業員のために」できることを取り組んでいるとのことでした。
具体的には、
従業員全員が、ホテルで働く人が毎日楽しく喜びを感じ、誇りを持って働ける環境を作ることを大事にし、お客様には、満足を超えた感動の提供を目指す。
そのためにはお客様に対してだけではなく、一緒に働く仲間に対しても思いやることによって仲間との信頼関係が生まれる。
そして、チームワークを実践することができ、お客様を感動させることに繋がる。
その結果やりがいが生まれてくる。
と聞き、これは私には絶対思いつかない考えだと感じました。満足と感動は別物だと考えていた私ですが、満足の上に感動があるということを理由も含め教えていただき、感心しました。これからは私も満足だけでなく、感動を与える人になりたいとこれからの人生で大きな変化になりました。
03 楽しく働くために必要なことはなんですか?
全従業員共通の「ハレクラニスタイル」と呼ばれる明確なビジョン・ミッション・エンゲージメントへのステップが定められた指針があり、例えば「すべての人へのパーソナルな思いやり」と定められており、お客様へはもちろん、同僚・上司・部下、パートナー企業、地域の方などすべての人へ誠実に対応することがスタンダードとなっている。このハレクラニスタイルがあることで、役職や立場、部門に限らず全員が同じ理解で仕事が進められ、心地よい雰囲気の中で感動を目指して働くことができている。みんなが同じ方向を向いて働くことになり、楽しく働くことができるとのことでした。
私は全員が同じ方向を向くということはとても大切だと思うし、それによって考えていることも同じになり、お客様への熱量も同じものになるので素晴らしいと思いました。さらに、共通意識としておこうと言われて、それをしっかり実行している従業員の方々も素晴らしいと感じました。
04 面白いおとなとはどんな人ですか?
それは、この人と一緒にいると楽しいなと思える「いい人」。
自然な笑顔でお客様とお話をして、お客様が喜んでいることが楽しく面白いと感じられることが大事だとお伺いしました。実際にコロナ禍でマスクをしているなかでもスタッフの笑顔が素晴らしいと評価をもらうことが多いと聞きました。ハレクラニ沖縄で働いているスタッフは働く現場で自然な笑顔が出ているからこその評価が得られる訳で、この経験が面白いおとなに繋がっていくのだと分かりました。
05 取材を終えて
普通の大学生の私がまさかForbesの5つ星のハレクラニ沖縄の総支配人の方と会える機会をいただけるなんて本当に貴重な体験でした。終わった今でも夢だったのではないかと思ったりします。本当にチャレンジして良かったと感じています。
インタビュー本番は大変緊張しましたが、実際にお会いしないと分からなかったことをたくさん聞くことができ、何事にも代えがたい時間となりました。ハレクラニ沖縄の過去、現在、未来のお話にはじまり、吉江さんご自身の働くことについてお考えも聞くことができました。私の中ではホテルで働くことへの考え方が良い方向に変わりました。一部ではホテル業界はブラックだというような声がある中で、ハレクラニ沖縄はそんなことはないと断言されていて、ホテルに対する見方も変わりました。さらに総支配人から直接ホテルの中を案内していただけるとは思ってもなくて、ホテルを利用するだけではわからないことも教えていただき、なんて贅沢な時間だろうと思いました。このような機会はもう二度とないのではと感じています。
最後に、私はこのおとなインターンに参加して間違いなく成長したと実感しています。自分と向き合い、自分の”働く”についてなんて考えたことがなかったですが、みんなの前で自分の口で発表したりすることによって頭の中が整理されてこんな考えを持っていたのだなと自分のことを改めて知ったこともありました。難しいのではないかと言われていたこともやり遂げることができ大きな経験になりました。自分はここまで出来るのだと成長を実感し、人生の可能性が広がったように感じます。これは吉江さんにインタビューをさせていただいたことはもちろん、それまでの私をサポートしてくださったおとなの方々のおかげだと感じています。これからは私も自分なりに考えて素敵なおとなになれるよう頑張りたいと思います。本当にありがとうございました。
(国際観光学科 3年次生 綱島 実莉)
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